【1月21日03時03分更新】
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◎全国高校柔道県大会 男子・鶴来、女子・北陸大谷が初優勝

男子決勝で3人抜きの奮闘をみせた鶴来の小寺=石川県立武道館
男子決勝で3人抜きの奮闘をみせた鶴来の小寺=石川県立武道館
 第30回全国高校柔道選手権石川県大会(20日・県立武道館=北國新聞社など後援) 男女団体に熱戦が展開され、男子で鶴来、女子で北陸大谷がそれぞれ初優勝を果たした。 最優秀選手賞には男子で小寺将史(鶴来)、女子で山田蕉子(北陸大谷)が選ばれた。鶴 来、北陸大谷は3月20日に東京の日本武道館で開催の全国大会に出場する。

 男子は17校が出場、5人制勝ち抜き戦のトーナメントで争われ、鶴来は初戦の2回戦 で泉丘、準々決勝で飯田をいずれも4人残しで快勝、準決勝で航空二を2人残しで下した 。決勝では16連覇を狙った津幡と対戦、津幡の先鋒(せんぽう)・西明に2人抜きを許 したが、副将・小寺が3人を抜き返し、大将戦では日本柔道連盟強化選手の森下がすくい 投げで一本勝ちした。

 女子は階級別3選手の点取り戦、7校がトーナメントで熱戦を繰り広げ、北陸大谷は1 回戦で県工を2―0、準決勝で羽咋工を3―0で破った。2連覇を目指した金沢学院東と の決勝では先鋒・平畠、中堅・宮川が引き分けた後、大将・山田が縦四方固めで一本勝ち を収めた。

 準決勝まで先鋒から副将までの4人で危なげなく勝ち抜き、決勝ではエースが最後に見 事な一本勝ち。鶴来が前評判通りの実力を示した。

 小兵ぞろいの鶴来は決勝で津幡の140キロ・西明主税に苦戦、この日初めてリードを 許したものの、副将を務めた小寺将史主将が3人を抜き返して一気に逆転した。

 津幡の大将・吉田純平には優勢負けを喫したものの、時間いっぱいまで攻め立て、体力 を奪うと満を持してエース森下純平が登場。20キロ以上重い相手を果敢に攻め、有効一 つリードすると3分2秒にすくい投げで吉田を裏返しにした。

 豪快な一本勝ちで仲間の期待に応えた森下は「みんなが頑張っていたので自分で決めよ うと思っていた」と笑顔をみせ、田井友章監督は「森下はもちろん、小寺をはじめ全員が よく頑張った」と選手の奮闘をたたえた。

 強豪が待つ全国大会へ1992(平成4)年に県工を率いて以来となる田井監督は「恐 らくうちが一番小さいチーム。どこまでできるか分からないが、思い切ってやるしかない 」と力を込め、小寺はうれし涙で顔をぬらしながら「今のままでは通用しない。もっと練 習して強くなって挑む」と気合を入れ直した。

 女子の北陸大谷は決勝を含む3試合で挙げた6勝中4勝が寝技。決勝では先鋒・平畠柔 、中堅・宮川和紗が引き分けた後、大将戦で山田蕉子が相手をうまく引き込んで縦四方固 めで抑え込み、全国切符をがっちりつかんだ。

 「うちが勝負できるとしたら寝技しかない。その分、みっちりと練習してきた」。準決 勝で敗れた男子の無念を晴らす会心の勝利に太田弘人監督は満面の笑顔で選手をたたえた 。

 男子の鶴来同様、軽量級ばかりでの全国挑戦となるが、「自分たちのできることを精い っぱいやるだけ」と完全燃焼を誓った。


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