
獅子舞の練習に励む保存会有志=白山市石同新町公民館
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白山市の石同新町獅子舞保存会は一月一日、町内の新婚家庭を回り、演舞を披露する。
獅子舞を地域が誇る伝統芸能として、存続を支援する町民に恩返しする初めての試みで、
新たな家族と迎える年の始まりに祝いの舞を添え、地域に喜びの輪を広げる。
保存会のメンバー約三十人は元日、二〇〇七(平成十九)年に結婚した夫婦がいる同町
内の家庭から希望のあった五軒を回る。五軒は新婚カップルの自宅や、妻の実家などで、
メンバーが三味線や笛、太鼓の中囃子(ばやし)に合わせた勇壮な舞で家内安全や無病息
災などを祈る。
石同新町は松任地区の旧市街地にあり、同町の獅子舞は昭和初期から受け継がれてきた
。赤い漆塗りの獅子頭を八方に大きく動かす暴れ獅子が特徴という。同町では五年前から
元日の新年互例会で町民に獅子舞を披露し、二年前からは同町の氏神である貴船神社に奉
納している。
保存会は、獅子舞の演舞で住民から支援を受けており、「獅子舞は町民皆さんのもの」
という気持ちが強く、伝統芸能を地域に還元する意味合いを込めて、新春を迎える新婚宅
に祝いの舞を贈ることにした。
保存会の長岡秀一会長は「めでたいことは住民一体となって祝いたい。そうすることで
町全体によりよい一体感が生まれる」と話し、今後は結婚だけではなく、出産などの慶事
全般にも対象を広げ、地域で獅子舞を披露することを考えている。