【10月23日02時27分更新】
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◎足下から介護支援 北陸先端大・助教ら、スリッパとマット考案

三浦助教らが開発したスリッパとマットを利用した見守り支援システム=北陸先端科技大学院大
三浦助教らが開発したスリッパとマットを利用した見守り支援システム=北陸先端科技大学院大
 北陸先端科学技術大学院大知識科学研究科の三浦元喜助教らは、センサーを取り付けた スリッパとマットでお年寄りの動きを把握する新しい介護支援システムを開発した。スリ ッパを履いたお年寄りがマットに近づくと、いつ誰がどのマットに近づいたかを検出でき 、介護者の見守り負担を軽減できる。三浦助教らは来月にも認知症高齢者のグループホー ムで評価実験を行い、実用化を目指す。

 この開発は、文部科学省の知的クラスター創成事業金沢地域に採択された國藤進同大教 授の「アウェア(気づき)ホーム実現のためのアウェア技術の開発研究」の一環で、東京 農工大の伊藤禎宣特任准教授と共同で進められた。

 システムには、物流業界でバーコードに代わる商品管理技術として研究が進められてき た無線認証技術が使われている。スリッパの底に取り付けたICタグの情報を、マットに 埋め込んだアンテナで受信する仕組みだ。

 ICタグは小型で軽量のため、靴下やズボンのすそにも付けられる。トイレや玄関前に 敷いたマットで検出された情報はコンピューターに蓄積されるほか、音や光を出して介護 者に知らせることもできる。

 認知症のお年寄りが集団で暮らすグループホームでは、夜間は介護者が泊まり込みで対 応に当たっている。深夜に歩き回る人や、トイレの介助が必要な人に目配りする必要があ るため、介護者の負担が大きいことが課題になっていた。

 三浦助教らは、このシステムを國藤教授グループで開発が進む他の介護支援技術と組み 合わせて実用化したい考えで、「高齢化が進む中、重要度が増している介護者の負担軽減 の一助になる」としている。


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