
能登半島地震による損壊家屋の被害状況を調べる石川高専の学生=4月、穴水町
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石川高専は十月に始まる後期授業から、能登半島地震の被災地復興支援活動を組み込ん
だ教育システムを導入する。専門知識を生かした土蔵修復やまちづくりへの提言など復興
に携わる取り組みを「社会参加型科目」として単位認定する予定。行政やNPO法人など
との連携を通じ、学生が社会性を身に付けることにもつなげる考えだ。
石川高専では震災直後から、被災地に最も近い工学系の高等教育機関として、学生や教
員らが被害状況の調査や復旧活動にボランティアとして参加してきた。復興に向けた取り
組みは長期化が予想されることから、さらなる貢献に加え、現場を見たり、作業に参加す
ることで学生に多くを学んでほしいと考え、システム導入を決めた。
具体的な活動については、今後現地を訪れて住民から意見を聞いたり、輪島市や穴水町
などと連携して決める。損壊した土蔵を修復し、まちづくりに役立てる試みや仮設住宅で
不便を感じていることを改善する提案、花を植えたプランターを設置する園芸療法などを
想定している。
今回の取り組みは、文部科学省が財政的に援助する「新たな社会的ニーズに対応した学
生支援プログラム」の選定を受けた。金岡千嘉男校長は「被災地支援と学生の『人間力』
を向上させる取り組みとして、災害支援のモデルとなるシステムを構築したい」と話して
いる。