【7月8日04時30分更新】
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◎県産カキ、燻製で名物に 県水産総合センターが試作

 県水産総合センター(能登町)は七日までに、七尾西湾の養殖カキを使った薫製(くん せい)の試作に乗り出した。昨シーズンのノロウイルスによる風評被害を受け、薫製を新 たな特産品とすることで需要拡大を狙う。県によると、今後、羽咋市内の食品製造業者が 商品化を計画しているという。

 県によると、金沢市中央卸売市場における県産カキの取り扱い量(十月―三月)は、二 〇〇五年度の百二十四トンに対し、〇六年度は九十七・五トンと二割程度落ち込み、「風 評被害が影響した」(水産課)とされる。

 これを受け、県水産総合センターはカキの需要を掘り起こす狙いで二月に薫製づくりに 着手。七尾市中島町の養殖業者が生産したカキを使用し、羽咋市の食品製造業者が試作品 を完成させた。

 薫製の手順は、まずカキを塩抜きして加熱する。三、四日間、サクラやブナ、ナラなど の広葉樹を用いた燻材を燃やした薫煙をかけて乾燥させ、味や香りをつける。試作品は五 週間程度保存できるが、今後、商品化に伴い、包装に工夫を加えることで、さらに長期の 保存が可能になる。

 カキの薫製は、北海道や広島、宮城などの生産地でつくられており、県水産総合センタ ーは「石川のカキも全国に通じるブランドであり、新商品を風評被害打破の武器にしたい 」としている。


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