
世界7大陸制覇に向け、準備を進める大窪さん=金沢市内
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今年一月にろう者として世界最年少で南極点に到達した金沢市の会社員大窪康之さん(
36)が二十一日、世界七大陸制覇を目指し、アフリカ・スーダンへ出発する。これまで
世界二十九カ国を訪問し、地球の両極点を制覇した大窪さん。障害があっても挑戦する姿
を子どもたちに示したいとの思いを胸に新たな極限の地へ挑む。
三歳の時に病気で聴力を失った大窪さんは、二十代のころからアジアや南米を中心に世
界を旅し、今年一月には南極点に到達、世界六大陸への上陸を成し遂げた。帰国後も冒険
への思いは尽きず、これまで訪れたことのないアフリカ大陸への旅の準備を進めてきた。
今回の旅では、手話の普及活動などで知り合ったろう者の塩野谷富彦さん=千葉県=が
同行する。二十一日に中部国際空港をたち、アラブ首長国連邦のドバイを経由、バーレー
ン、カタールへ移動し、二十六日にスーダン入りする。フランスの旅行会社が企画する砂
漠冒険ツアーに参加し、来月八日に帰国する。
現地では、平均気温四〇度の砂漠を四輪駆動車で移動し、一〇度前後まで冷え込む夜は
テントで宿泊するという。国内では政府系民兵による住民襲撃が起きている地域もあり、
マラリアなどの伝染病対策も不可欠だが、大窪さんは「前向きにいろいろなことを吸収し
たい」と力強く語る。ろう学校も訪問し、折り紙などで交流する予定だ。
大窪さんは「新たな夢に挑戦できることがうれしい。自分の目で、スーダンという国を
しっかり見つめたい」と話している。