
宇出津地区に伝わる「ごいた」。全国への普及に向け商標登録を目指す=能登町崎山
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能登町宇出津地区に伝わる娯楽「ごいた」の普及と継承を図る「伝承娯楽能登ごいた保
存会」は、東京の愛好家から受けたカードゲーム化の依頼をきっかけに、ごいたの商標登
録に乗り出した。保存会では、ごいたの駒をカード化することで持ち運びや製造が容易に
なって普及促進につながるとみており、将来の全国への本格的な普及を見据え、商標登録
で名称やルールなど伝承遊びを守りたい考えだ。
ごいたは四人が二人一組になり、「王」、「金」、「角」など将棋に似た三十二枚の駒
を打ち合い、あがりの点数を競う遊び。明治初期に宇出津で考え出され、漁師を中心に広
く親しまれていたという。
保存会は八年前、地元有志によって結成され、これまで大会開催や出前教室などで普及
に努めてきた。
昨年末、保存会員のホームページを通じてごいたを知った東京の五十人ほどの愛好家グ
ループの一人から、もっと簡単に遊べるようにカード化した駒を作りたいと申し入れがあ
り、保存会では「普及につながるなら」と承諾した。保存会は全国普及も視野に名称やル
ールなどを守るために商標登録することを決めた。
保存会は、町内の企業や団体から寄付を募り、登録に必要な費用約三十六万円を集め、
今月中にも特許庁に申請する。順調にいけば半年ほどで商標登録される見込み。
洲崎一男会長は「普及を進め、ごいたがこの町で生まれた独自のゲームだと全国に知ら
しめたい」と話した。