金沢市は二十一日、市内と近郊の六大学の学生を招いた若者誘客の意見交換会を市老舗
記念館で開いた。年度内に策定する観光戦略プランに若者の声を反映させるためで、「最
新情報が得られるQRコード(二次元バーコード)を街中に付ける」「観光地へと導くオ
ブジェを並べる」などのアイデアが出た。一方、観光資源に恵まれながら情報発信が不十
分との”辛口”意見も相次いだ。
意見交換会に参加したのは、金沢医科大、金沢学院大、金沢星稜大、金大、金沢美大、
北陸大の計十七人と、市の外国語指導助手一人。県外出身者と中国からの留学生が中心と
なった。市によると、金沢を訪れる観光客は中高年者に比べ若者が少なく、議論は若者が
訪れたくなる街づくり、周辺で約三万人の「学生人口」を生かした施策が柱となった。
県外出身者からは、携帯電話での情報入手が若者に欠かせないとして、観光地を歩きな
がら最新情報が得られるQRコードの活用を求めた。留学生は「金沢を舞台にしたドラマ
で海外に知名度を高める」と提案。金沢出身者からも「オブジェをたどれば、地図なしで
観光地にたどり着くのも面白い」と助言した。
このほか、観光地周辺での若者向け商業施設誘致、公共交通の一日乗り放題券発行、食
を絡めた観光戦略などが提案された。市は学生の意見をまとめ、月内に開く「観光戦略プ
ラン策定委員会」に報告する。