NPO法人ジャパンテント・ネットワークは、台湾からの訪問客向けに第三世代携帯電
話を使って県内観光名所を紹介する動画とガイドシステム作りに乗り出す。コンテンツ作
りには、台湾からの留学生の協力を得る。ジャパンテントのきずなを生かして石川の魅力
を発信する計画で、三月にも実験を開始する。
ガイドシステム作りにはNTTドコモ北陸や県内各地の観光協会などが賛同している。
システムは、NTTドコモのFOMAを用いて案内看板の二次元バーコード(QRコー
ド)を読み取るなどしてインターネットに接続すれば、動画や音声の配信を受けられる仕
組み。あらかじめネットへの接続を設定した携帯電話を観光施設に置いて、貸し出すこと
も計画している。
留学生には、台湾からの訪問客が知りたい観光情報についての助言や、中国語の案内文
の作成、動画への出演などに協力してもらう。三月にも、金沢市内を案内するシステムを
構築した後、実験を経て、北陸三県の主要観光地を網羅する。
台湾からの訪問客を最初の対象にするのは、台湾からの宿泊客数が昨年度は約三万三千
四百人と前年の倍以上に増えているため。NPO法人ジャパンテント・ネットワークの下
田武夫常務理事は「留学生の力で、石川の魅力を的確に伝えるシステムを目指し、将来的
には対応言語も増やしたい」と話している。