今月中旬からの断続的な降雪で、金沢市内の百貨店で長靴が脚光を浴びている。ブーツ
風などデザイン性の高い商品が増え、武骨な「ゴム長」のイメージを払拭。売り上げが、
昨年同期比で五−六割増となる店もある。滑りにくく防水性が高い「実用性」に「ファッ
ション性」が加わり、若い女性を中心に再評価されているようだ。
同市の香林坊大和では、黒や茶色を基調に乗馬ブーツを模したデザインやアニマル柄な
どのゴム長靴をそろえている。四千円前後と一万円前後の価格帯が売れ筋という。
まとまった雪が降った今月十二日ごろから買い求める客が増え、前年同期比で約六割増
の売り上げ。売り場担当者は「従来長靴は実用性重視だったが、おしゃれに履けるという
イメージが広がり、若い女性にも人気が高い」と話す。
同市のめいてつ・エムザでは、長靴類は前年比五割増の売り上げで、約十五種類をそろ
えている。防水性、透湿性の高い「ゴアテックス」の素材を使ったブーツも丈やデザイン
が豊富で、人気が高い。
若者でにぎわう「金沢フォーラス」でも、降雪時は長靴に関する問い合わせが増え、二
十−三十代の若い女性を中心に、買い求める姿が見られるという。
長靴を品定めしていた会社員女性(27)は「長靴は格好悪いというイメージがあった
けど、すてきな商品が増えた。やっぱり冬は長靴が歩きやすい」と話した。