
週末を利用し、県内外から訪れた生け花ファンでにぎわう北國花展後期展=17日午前10時50分、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場
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金沢市のめいてつ・エムザ八階催事場で開催中の第三十四回北國花展「伝統と現代」(
北國新聞社主催、県いけ花文化協会協力)は週末の十七日、開場とともに県内外から客が
詰めかけた。昨年に比べ広くなった通路も一時は身動きが取れなくなるほど込み合い、来
場者は作品の前に人垣をつくって華やかな「花の宴(うたげ)」を堪能した。
週末は毎年来場者の熱気に包まれ、花が一気に開く。出品者や制作参加者は開場前に水
の中に氷を落とすなど人いきれによる室温の上昇に備え、最高の花の美を保つ工夫を凝ら
した。
北陸最高水準の花展を見逃すまいと駆けつけた生け花ファンをはじめ若いカップルや家
族連れが続々と訪れ、開場一時間後には五百人を超える鑑賞者が列をつくり、後期出品作
百八点を鑑賞した。
伝統様式花のコーナーでは、梅や水仙の香りが漂う中、目の肥えた愛好者が無駄をそぎ
落とした日本の様式美にじっくりと見入った。ハランに銀のはと目を打ったり、生けた花
をビニールで包んで草木の生命力を引き出そうと試みた現代自由花の前では、表現法につ
いて話し合う愛好者が相次いだ。
昨年新設されたレリーフ作では、与えられた幅百十三センチ、高さ二百四十センチのス
ペースを縦に最大限使った作品もあれば、余白の美を演出した作品もあり、作家の個性と
生け花の奥深さを見る人に伝えている。
最終日の十八日は午後六時閉場。