
灰桜色に舗装した自転車走行指導帯を通って通学する高校生=19日午前8時、金沢市東山2丁目の国道159号
|
国土交通省金沢河川国道事務所などは十九日、金沢市東山、森山地区の国道159号で
、バス専用レーン内に自転車の通行を促す実験を始めた。実験初日は街頭指導も行われ、
通学の高校生らの自転車がバスレーン隅に設けられた灰桜(はいざくら)色の「自転車走
行指導帯」の左側を走行した。
歩道上を走る自転車と歩行者が接触する危険な状態の解消を目指す実験は、約二カ月間
行われ、その後に本格実施を検討する。
実験はバスレーン時間帯(午前七時半―同九時)に行われ、地元町会役員や警察官らが
街頭に立った。通学途中の自転車の高校生らに実験内容を説明し、歩道上の走行や車道で
の並進、右側走行の禁止を訴え、金大サイクリング部の五人が模範指導した。実験初日に
事故はなかった。
中には右側走行し、注意を受けて道路左側に移る生徒も見られたが、自転車利用者の流
れはおおむね順調で、遊学館高二年の男子生徒は「走るところがはっきり分かる良い試み
」と歓迎した。桜丘高一年の男子生徒は左折車両が多い東山交差点について「ここだけは
走りづらいかもしれない」と話し、同交差点周辺の走行方法に改善を求めた。
実験の対象となるのは国道159号浅野川大橋交番前交差点から山の上交差点に至る約
一キロ。この区間の歩道幅は、狭いところで八十センチしかなく、交錯する自転車と歩行
者が接触したり、子供を避けた自転車が車道にはみ出て転倒するケースもみられたことか
ら、国交省や学識者などでつくる「国道159号浅野川大橋―東山―山の上 交通安全対
策協議会」が実験の導入を決定した。
街頭指導の状況やアンケート調査の結果をもとに、五月下旬に継続実施するかどうか決
める。