繊維リソースいしかわ(金沢市)は、会員企業向けの技術支援を強化する。生地の試作
を専門に請け負う福井県内の施設と連携し、新たな商品開発を促進する。リソースが県境
を越えて開発施設の利用を提案するのは初めて。
今回、リソースが紹介した施設は、菱光サイジング(小矢部市)があわら市に設置して
いる織物開発センター。持ち込まれた切れ端などを分析し、サンプル用の生地を織り上げ
る仕組み。織機や撚糸機、織り上がった生地を評価する機器などをそろえており、国内で
も有数の規模という。
繊維リソースいしかわによると、県内の各企業は量産向け設備は持っていても、試作専
用設備を持つケースは少ない。試作のために、量産設備の一部を止めなければならないと
いう。
リソースでは「販路開拓に連動して、売れるものづくりも支援する。地元企業には県境
にこだわらず、いいものを積極的に紹介していきたい」としている。