北國、北陸銀行は六日、それぞれ金大と包括的に連携・協力する協定を結ぶと発表した
。ともに九日に覚書を交わす。指定金融機関として先んじて申し出た北陸銀行の動きに合
わせ、地元の北國銀行も提案し、同時協定となったという。
金大が両行と締結するのは「包括的連携協力協定に関する覚書」。地元企業に関する情
報提供、大学発ベンチャー企業への投資、知的財産活用、人材育成、資金運用の支援など
、それぞれ幅広い分野で連携を進める。
金大で九日に行われる調印式は、北陸銀行が午前十時から、北國銀行が午後一時半から
。同大は「北陸銀行から先に提案があったので、この順になった」とする。
北國銀行とすれば、指定金融機関の北陸銀行を相手に「同着」に持って行くことができ
、同大出身の安宅建樹氏が頭取を務め、石川に本店を置く唯一の地銀として、面目を保っ
た形だ。一方、北陸銀行は「当行を午前中とすることで、金大が配慮してくれたのではな
いか」とする。
それぞれの調印式には、いずれも中村信一学長が出席し、高木繁雄頭取、安宅頭取と覚
書を交わす。両行とも今後、連携の具体化を進めるとしており、金大を舞台にした両行の
争いは「次は中身での勝負」(両行関係者)となる。