玉田工業(金沢市)は十五日までに、給油所などで使われる地下タンクの製造などにつ
いて、韓国の企業と技術供与契約を結んだ。タンクの製造に関する同社の独自技術を外国
企業に売り込むことで、海外での知名度向上を図る。
契約先は「明進工営」。玉田工業が特許を持つ、繊維強化プラスチックを吹き付けた耐
久性の高いタンクを製造する技術や品質管理技術を明進に供与する。玉田工業は明進から
契約代金を得る。玉田工業にとっては、自社で進出するよりもリスクが少ないというメリ
ットがある。
明進はもともと、韓国内でガソリンタンクの製造販売を手掛けており、同国シェアで三
番手の企業という。明進は、より優れた玉田工業の技術を導入することで、韓国市場での
競争力を高める狙い。年間約一千個の販売を計画しているという。
玉田工業が海外の企業に技術を供与するのは、タイ、マレーシア、中国に続き四カ国目
。これまでは、現地企業の販売実績によってロイヤルティー(使用料)を得られる契約も
結んでいたが、今回は発生しない。同社は今後も、技術供与などの手法で積極的に海外進
出する意向で、進出先としてインドなど自動車市場が拡大する新興国などを検討している
。