小型情報チップ「ICタグ」の開発を手掛けるエフイーシー(金沢市)は来春をめどに
、ICチップやタグの量産体制を整える。ICチップは情報の書き込みや書き換えが可能
で、商品の生産や流通などの履歴が瞬時に分かるようになるなど、物流のほか、医療の現
場でも用途が広がっている。同社は海外、国内での拡販を目指す。
同社は三年前から、マレーシア政府の国家プロジェクトに参画しており、マイクロチッ
プ開発の委託を受けている。今年一月からは、福井県済生会病院(福井市)で、血液製剤
の在庫管理をICタグを利用する実証実験を始めており、用途拡大を探っている。
同社によると、マレーシアでは空港での預け荷物の受け取りでも実証実験が行われてお
り、需要の拡大に対応することにしたという。同社は「開発は自社で行い、今後、海外、
国内での製造の委託先を検討したい」としている。
エフイーシーは九月二十八日付で、三菱東京UFJ銀を引受先として私募債二億円を発
行した。自社で開発したICチップとタグ専用のリーダーライターの開発資金に充てる。
期間は三年。