十月の郵政民営化で簡易保険事業を受け継ぐ「かんぽ生命保険」の北陸三県を統括する
支店が、金沢市にある現日本郵政公社北陸支社内に設けられる見通しとなった。郵政民営
化の準備会社である日本郵政が、先月二十七日に民営化後の経営方針となる実施計画を認
可申請したことを受け、明らかにした。
これまで、かんぽ生命の金沢市内の支店は、金沢中央郵便局内に置かれるとみられてい
た。統括支店にはエリア内の「郵便局(窓口)会社」の支社との連絡・調整、営業戦略の
企画・調整を行う企画部と、営業社員らの採用などに関する事務を行う総務部を設置する
。
実施計画によると、かんぽ生命の支店は北陸三県に四カ所。金沢以外の支店は、富山中
央、高岡、福井中央の各郵便局内にそれぞれ置く方針。支店名は未定となっている。
このほか実施計画によると、郵便貯金事業を引き継ぐ「ゆうちょ銀行」の北陸の支店も
四カ所。金沢、富山、高岡、福井各市の公社北陸支社や郵便局内に設置する方向で検討し
ている。支店名は未定だが、三県の統括店は金沢になる。
窓口を持つ郵便局は、郵便局会社傘下の「郵便局」に改められる。集配機能を持つ郵便
局には、「郵便事業会社」の支店が入る。
また、民営化で郵政関連施設の帰属も変更される。富山市の富山逓信病院は日本郵政が
経営する企業立病院に、金沢市の北陸郵政研修所は郵便局会社の研修センターに、それぞ
れ変更される。