平松産業(能美市)は、顔料を使うインクジェットプリンターを導入した。北陸の染色
加工業では初めて。従来の染料を使う染色と比べ、二酸化炭素排出量が八割削減されるほ
か、製造工程も短縮され、環境保全や多品種少量生産への対応力を高める。
デジタルカメラで撮影した写真など、コンピューターに入力した画像を即時に布に印刷
できる。素材に定着しにくいという顔料の難点を、粒子を微細化することで解決し、加工
後の風合いや耐水性を向上させた。
伊藤忠商事の子会社インクマックス(東京)、三菱鉛筆(同)の協力を得た。染料を使
う場合と違い、水や電気を大量に必要とする発色や乾燥工程が削減される。布の素材を選
ばないため、同社は「将来的には機械を三十台まで増やし、新分野の開拓につなげたい」
(北市幸男常務)としている。