買い物でレジ袋の代わりに使う「エコバッグ」。改正容器包装リサイクル法が一日に施
行されるのに合わせ、北陸の雑貨店が品ぞろえを強化している。小さく折り畳めて携帯に
便利な機能性に加え、デザイン性の高い商品も登場、若い女性の心をとらえているよう。
環境配慮から生まれたエコバッグもまずは“見た目”からが定着のカギになりそうだ。
扇商事(金沢市)が石川、富山などで展開する「アミング」には、イチゴやゾウなどの
柄のナイロン素材のものや、スーパーのかごにすっぽり収まるものなど多彩なエコバッグ
が並ぶ。
アミングがエコバッグの取り扱い数をそれまでの数種から、十数種に増やし、専用コー
ナーを設置したのは半年前。「東京や京都の一部スーパーでレジ袋の有料化が始まり、一
気に関心が高まった」(売り場担当者)といい、売り上げは二割以上伸びたという。
文苑堂書店(高岡市)の雑貨店「B&Bハウス」も昨年末から売り上げが伸び始めた。
売れ筋はナイロン系の軽い素材に英字印刷が施されたタイプで「仕入れる度に売り切れる
」(売り場担当者)人気。二十種程度のエコバッグを扱っている香林坊大和(金沢市)も
一日十点程度が売れる隠れた人気商品という。
各店によるとエコバッグを買い求めるのは二十―三十代の主婦やOLが多い。価格が四
百円から二千円程度と手ごろなため、服装に合わせて二つ、三つ持っている人も少なくな
いという。
一方、製品を企画する側も、おしゃれ心をくすぐるエコバッグの提案に力を入れている
。イオン(千葉市)は、自社企画のエコバッグをこれまでの環境担当の部署から、服飾か
ばん担当の部署に移管した。めいてつ・エムザ(金沢市)、ファボーレ(富山市)などに
「無印良品」を出店する、良品計画(東京)も「環境のためと呼びかけるより、エコバッ
グを持って買い物するのがかっこいいというイメージを提案する方が受け入れられやすい
」(環境広報)と分析する。
レジ袋の削減に向けては、石川、富山両県もスーパーなどと協議し、有料化の方策を検
討する。関係者は「どうせ持つなら人とは違うものをという人が増える。エコバッグ人気
はまだまだ続くだろう」(土木貴詞文苑堂書店富山エリア長)と指摘しており、需要は今
後ますます拡大しそうだ。