北陸電力が三十日発表した昨年十二月の販売電力量は、前年同月比1・3%減の二十四
億百万キロワット時となり、十六カ月ぶりに前年水準を下回った。暖冬で暖房の使用量が
減ったことが響いた。一月も、発電ベースの速報値は前年割れで推移しており、北電の収
益面には「厳しい冬」となっている。
中小の工場や商店向けの電力が前年同月比15・6%減の一億一千六百万キロワット時
、高層ビルなどの業務用は5・7%減の四億三千四百万キロワット時となった。一般家庭
用の電灯は、オール電化の普及もあり、0・6%減の六億五千八百万キロワット時と、わ
ずかな下げ幅にとどまった。
一方、大口電力は機械、化学業で高い伸びを示し、前年同月を3・9%上回った。前年
超えは三十七カ月連続。これにより、産業用は1・7%増の十一億九千三百万キロワット
時となった。
積雪が少なく、四月以降、水力発電の発電量が前年を大きく下回ることも予想され、代
替として火力を増発した場合、運転コストの増加につながる可能性も出ている。