北陸銀行は創業百三十周年を迎える今年、高齢者や障害者に優しい店舗づくりに乗り出
す。店舗のバリアフリー(障壁の除去)化を加速させ、介助接遇を担うロビーアテンダン
ト(案内係)を増強する。ハード、ソフト両面から「弱者」に心を配る「ハートふる店舗
」網を構築することで、企業の社会的責任(CSR)の一端を果たす構えである。
ハード面での主な取り組みとしては、今年三月末までに営業店五十カ店で、車一台当た
りの駐車枠の横幅を三メートルに広げ、運転の苦手な顧客も車を止めやすいようにする。
最終的には百カ店で改装する。
さらに営業店入り口に、車いす用のスロープや高齢者向けの手すりを設けるなど、バリ
アフリー化を推し進める。既に、七十カ店での改装を終えており、今期末までに八十カ店
に設置する。
ソフト面では、店内での接遇向上を図る。現在四十二カ店に配置しているロビーアテン
ダントを六十カ店に拡大するほか、サービス・ケア・アテンダント(介助接遇のプロ)の
資格取得者を現在の一人から三十人に増やす。これにより、体の不自由な来店客へのサポ
ート体制を強化する。
全店の店頭に「耳マーク」を張り出し、耳の不自由な顧客に対し、行員が筆談で意思疎
通することを徹底するほか、店内の照度を上げ、パンフレットの文字を大きくすることで
、高齢者が文字を読みやすくする。
経営管理部内のCS(顧客満足度)チームが営業各店をパトロールして接遇、接客水準
を点検し、顧客満足度の向上を目指す。