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2005年10月6日更新 北陸のJR駅周辺で、マンション建設が急増している。北陸新幹線の開業を見据え、商 業開発が計画されるなど利便性の向上が期待できるためで、県外資本の進出も相次ぐ。地 価と金利が低い今のうちに、退職を控えた団塊世代の需要を囲い込む狙いもあり、「新幹 線駅」をめぐる陣取り合戦が過熱している。 広島市のマンション会社「マリモ」はJR金沢駅に近い金沢市昭和町の土地を取得し、 十五階建ての分譲マンションを計画している。家族向けの九十七戸を用意し、早ければ来 年初めにも売り出す。 同社はマンション事業を全国展開しているが、北陸進出は初めて。金沢駅近くのビルに 支店を開設し、北陸攻めに本腰を入れる構えだ。 マンション事業者が北陸の駅周辺に注目するのは、北陸新幹線の開業に備え、区画整理 などで住環境が大きく改善する可能性があるため。「大都市圏の次の投資先として地方の 主要駅前は有望。金沢は地価が安い今が買い時だ」との見方も出ている。 大和ハウス工業金沢支店が八月に金沢市西念一丁目で建てたマンションは、発売直後に 完売した。富山市新桜町でも来年二月完成をめどに十四階建てマンションを建設中で、富 山駅近くで新たな物件も探っている。 主な狙いは団塊世代の「セカンドライフ需要」。木谷昭次支店長は「駅周辺は電車やバ スなど公共交通の拠点なので、高齢者でも住みやすい。競争は激しいが、まだまだ需要は ある」と語る。 グループの大和システム(大阪市)は、JR金沢駅東の金沢市堀川町で十四階建て百十 戸のマンションを建設しており、年明けから販売する。 北陸の四―七月の新設住宅着工戸数は、戸建てなど持ち家が前年同期を13・4%下回 ったのに対し、分譲は逆に45・2%上回った。分譲でも百戸以上の大型マンションが増 えており、都心や駅前など好立地の不動産がようやく動き出した。
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