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2005年8月5日更新 家電量販大手のベスト電器(福岡市)は今月末、金沢市の長崎屋金沢店で展開する直営 店の営業を終える。北陸からはフランチャイズ二店を残し、事実上撤退する。北陸の家電 量販業界は相次ぐ出店で顧客争奪戦が熾(し)烈さを増しており、後発組として市場を開 拓することが難しいと判断したとみられる。 長崎屋金沢店の二階にある「ベスト電器金沢長崎屋店」は二〇〇一年五月、北陸の直営 一号店として開業した。店舗面積は約千六百平方メートルで、開業当初は行列ができるほ ど好調だったが、最近は業績が伸び悩んでいた。 ベスト電器によると、〇五年二月期連結決算で純損益が百七億二千二百万円の赤字に転 落したことなどから、「北陸や中部、東北など当社の知名度の低い地域から撤退し、金沢 長崎屋店など全国で三十四店舗の閉鎖を決めた」(経営企画部)という。 フランチャイズの「ベストフレンドショップ石川津幡店」(石川県津幡町)と「ベスト フレンドショップミサワあわら店」(あわら市)は存続する。 全国展開を目指すベスト電器は〇三年六月に石川県野々市町にも直営の「金沢御経塚店 」を開業し、福井県でも直営店を展開していた。しかし、金沢御経塚店は近くに立地する サンキュー(野々市町)とヤマダ電機(前橋市)の大型店との集客争いが激しく、昨年九 月に閉店した。 家電量販業界は、デジタル家電の好調さに支えられて業績を伸ばす企業が多い半面、大 手が覇権を掛けて全国で出店競争を繰り広げ、過当競争に陥っているとされる。北陸でも 郊外型大型店が次々と進出し、集客にしのぎを削っている。 一方、ベスト電器の撤退を受け、スーパーの長崎屋金沢店は、後継テナントとして県外 のインテリア専門店を軸に調整を進めている。十二月までは、空きスペースで物産展など を開く計画だ。
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