2005年7月28日更新


年内に「金沢検定試験」 知識度に応じ等級

 金沢経済同友会は二十七日開いた理事会および会員懇談会で、「ふるさと教育」推進の 一環として、年内に「金沢検定試験」(仮称)を実施することを決めた。昨年の「京都検 定」を参考に、金沢の歴史や文化に関する知識度を試す試験を実施して、地元のみならず 、国内外に金沢を知ってもらうことを狙いとしている。

 金沢市の金沢全日空ホテルで開かれた理事会で、飛田秀一代表幹事が「金沢検定試験」 の実施を提案し、了承されたあと、会員懇談会で、現段階での概要が説明された。

 それによると、金沢検定試験は年一回の実施とし、第一回の試験は今年十一月から十二 月上旬にかけて行う。歴史、文化、生活、地理などの分野から出題し、上級、中級、初級 の三段階の試験を行い、各級とも、八割程度正解すれば合格とする。受験者は中、高校生 も含めて一般から広く募る。

 こうした「ふるさと検定試験」は、昨年十二月、京都商工会議所が「京都・観光文化検 定試験」(京都検定)を実施し、一万人近い受験者を集めたことで話題となった。

 金沢経済同友会は「金沢検定試験」の実施に際し、石川県、金沢市のほか、金大など大 学にも協力を求めており、飛田代表幹事は「県内のほかの経済関係団体の協力があればな お結構なことだ」と述べた。

 このほか、同代表幹事は、直木賞作家の山本一力氏が、土地の歴史と文化を背負う「先 住民族」の力が強いことが金沢の活力の背景にあると指摘したとの話を紹介した上で「風 格ある都市づくりも、新幹線開業に伴うストロー現象の対策も特効薬はない。さまざまな 施策を積み重ね、合わせ技で努力することが大事だ」と述べ、「ふるさと教育」の推進な どに継続して取り組む姿勢を示した。また、「ふるさと教育は、住民が、この土地の歴史 と文化を背負っているという自信と誇りを持つことが大事である」と強調し、「金沢検定 」はその目的を果たすための、いい企画であると述べた。

 理事会では、谷本正憲知事との意見交換会を十月十二日、山出保金沢市長との意見交換 会を十一月八日に、それぞれ金沢市内のホテルで開催することが報告された。



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