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2005年3月10日更新 カラオケ店経営などの東愛産業(京都市)のグループ会社、湯快リゾート(同市)が再 生した加賀の温泉旅館2館が活況を呈している。大阪・京都・名古屋から宿泊客を低料金 のバスで送り迎えし、客室の稼働率は連日90%台に上る。県外資本による再生事業の成 功が、誘客に悩む温泉街に新風を巻き起こしている。 湯快リゾートは山代温泉では、経営破綻した旧花月荘を買収し、昨年七月に「彩朝楽」 として開業した。粟津温泉では旧あわづグランドホテルを買収し、昨年十一月に同じ名前 で営業を再開した。収容人数は彩朝楽が二百五十人、あわづグランドホテルが三百二十人 となっている。 二館とも休日も平日も同じ料金としている。一泊二食付きで七千八百円、バス料金を一 律二千円。薄利多売のため、集客が生命線となっているが「平日、週末に関係なく客室の 稼働率は高く、利益は出ている」(椎木勇人彩朝楽支配人)という。バスは一日四便を運 行し「一台五十人分の座席がほぼ埋まっている」(同)という。 山代温泉旅館協同組合によると、石川県内の温泉旅館の客室稼働率は平均40%台で「 90%台は県内では聞いたことがない」(事務局)としている。湯快リゾートが買収した 山中グランドホテルのある山中温泉の旅館関係者も「新たな客層を開拓した。旅館再生の 成功例といえるのではないか」という。 こうした新興の動きは、周囲の旅館にも刺激を与えている。中堅旅館には「価格では太 刀打ちできない。手強い競争相手だ」と警戒する空気が出ている一方、「部屋出しの食事 を求める客は多い。すみ分けができている」(瑠璃光)と静観する声や、「山代温泉の知 名度が上がる」(彩華の宿多々見)など相乗効果を期待する声も聞かれる。
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